とある外科医の独り言

病院に勤める外科医が病院での出来事や日常考えていることなどを綴ります

医者の不養生

今日は休みでした。特に何もせずネットサーフィンなどをしていました。
ただ昨日からお腹の調子が悪く体調がすぐれません。医者の不養生って実際によくあるんですよ、実は。患者さんでも田舎に行くと進行癌が多いとかってあるんですけど、医者もあまり自分の体の検査してなかったりして、さすがにおかしいと思って調べたらすでに手遅れだったとか。よく周りで聞きます。自分の専門領域の病気にかかるとかいう噂まであります。私は消化器癌が専門なのでその中のどれかでしょうか?

 

 早期発見、早期治療

 

早期発見、早期治療がやはり一番大切です。大腸癌の場合早期であれば90%以上の確率で治癒します。膵癌や胆管癌などは発見が難しい(症状が出るまでに時間がかかる)ので人間ドックや検診などを行わないと早期では見つかりません。治療成績が悪い一因です。定期健診、人間ドック必ず受けてくださいね。という私も数年前に胃カメラを受けたくらいであとは職場の健診(採血、尿検査)程度しか受けていませんが。この程度の検査ではほとんどの病気を見つけることはできません。いろいろオプション検査を加えられる人間ドックをお勧めします。私も近いうちに人間ドック受けようと思います。これってでもなかなかできないですよね。皆さんも受けましょうね。