とある外科医の独り言

病院に勤める外科医が病院での出来事や日常考えていることなどを綴ります

学童保育

今日も特に変わりありませんでした。いろいろとやりたい事をかんがえてみたら、意外とやりたいことってみつかるものですね。

 今、考えてるのは民間の学童保育事業です。共働き世帯が増えて学校から帰っても家には誰もいない。高学年になれば一人で家で留守番できるでしょうが、低学年だと厳しい。昔は公園で遊んでいても地域の見守る視線があって問題なかったのですが、最近は地域の交流があまりなくなってしまい逆に不審者が増えてきて小学生でも犯罪に巻き込まれ被害者になってしまうことがあります。なので親としては安心できる場所に子供を預けておきたい。そういう需要にこたえる学童保育はいいんじゃないかな。でもいろいろ調べてみると学童保育事業の経営も難しいみたいです。児童福祉法の改正やら、施設基準やらでお役所がうるさい事言ってくるみたいです。
はっきりといいます。こういうことは民間がやった方がうまくいきます。最低限のルールが必要なことはわかります。ですが必要以上の制限を加えると学童保育事業が拡がりません。学童保育事業の受け入れ児童数を増やす方向で政府は動いているようですが、それにブレーキをかける事になりかねません。お役所がする事は法の整備と予算をしっかりとつける事です。民間ができることは民間にという基本原則に則って予算措置を講ずることが必要です。

1つの学童保育事業所で20人の児童を集めたとします。1人15000円/月として収入は300000円です。事業所の賃料や従業員の給与を払ったら赤字です。経営が成り立たないです。もっと月謝を上げるとその分利用者に跳ね返ります。利益が出ない事業は拡がりません。いつまでたっても受け入れ児童数を増やすことはできないと思います。

ただ、女性の社会進出はこれからますます重要ですし、教育の場としての学童保育っていうのも非常に重要だと思います。なのでもう少し深堀りしてみようと思います。女性が安心して働ける環境を整備しなくてはいけませんよね。